掲載日:2005年08月23日 in 不動産について
待ちわびた景気回復の兆し?
日、政府がクールビズにつづいて「ウォームビズ構想」とやらを発表した。自慢するわけではないが、6月にワタシがココで書いたこと(「ウォームビズ」のススメ)がそのまま実行されるような感じ。そのことで、たくさんの方からコメントやトラックバックをいただいた。この場を借りて、ありがとうございます。これからも懲りることなく、ワタシの悪言(?)におつきあいください。
 
さて本題へ。不動産屋の仕入れにはさまざまなカタチがあるが、競売物件の落札もそのひとつ。言うまでもないが、競売物件とは持ち主がローン破綻などによって差し押さえられた不動産を、裁判所が競売にかけて売却するワケあり物件のこと。

ヘンな言いかただが、ここ10年ほど競売物件は非常に豊富だった。土地、戸建て住宅、マンション、店舗などさまざまな物件が競売にかけられ、ワタシも数多くの物件を落札した。また、競売でなら家が安く買えるというふれこみで、一般の方が入札に参加する「競売ブーム」なるものも沸き起こった。
ところが最近、競売物件が減ってきている。数年前のほぼ半分程度だ。その分競争率がグンと上がり、落札するのがとても難しくなった。優良物件には入札者が殺到するので、「お買い得」な値段で落札できなくなっているのだ。「競売ブーム」など、もはやその影かたちもない。同業者のなかにも入札を敬遠しはじめている者もいる。

なぜ競売物件が減っているのか? 理由はさまざまだろうが、まず金融機関が競売よりも任意売却中心に動いているからだと思われる。任意売却とは物件が競売に掛けられる前に、金融機関と物件の所有者、双方が有利になるよう該当物件を一般市場に売りに出すことで、ワタシも何度かその手伝いをした。
物件の所有者は競売であれ任意売却であれ、不動産を手放すことに変わりはないのだが、その後のことを考えると任意売却のほうがイイ。家が競売にかけられたことで精神的に大きな痛手を負ってしまった人を、ワタシも何人か知っている。

もうひとつ考えられる理由は破産者自体が減っているということだ。つまり、家を手放す人が少なくなり、その結果競売物件が減ってきているのだ。ムリなローンを組む人が少なくなっている、金融機関の貸し出しが甘くなっているなどなど、さまざまな理由が考えられるが、景気が少しずつ持ち直してきているのかもしれない。

ともあれ、やっとの思いで手に入れた家を手放すという悲劇が減っているのはいいことだ。このままずっと続いてほしいと思う。
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